水曜日の12時は1週間の半分です。

仕事を通して得た気づき、読書記録などを。

Different people, different point of view

お昼を一緒にとる人に困る。いや、実際一人で過ごしたいのだ。

ランチタイムを一人、カフェで過ごすのが一ばんの楽しみなのだから。しかし、共通フロアで会い、今日一緒にお昼どうですかと問われれば「いやです」なんて言えない。そして、そうして一緒になる人に、会社の愚痴や改善すべきところを一方的に話されることに、なんというか残念な気持ちなのである。
仕事をしていると、理不尽なことはいっぱいある。笑顔なんて到底キープできないし、怯えたり、嫌になったり、自尊心が傷つけられたり、そんなことばっかりだけど、でも基本的には、あえてそれを共有することはないと思っている。

今日は、あるチームメンバーとランチした。彼は、会社のために、こうしてください、とかこういうことになっているからあなたが合わせてください、とか、利益を出すためにこうしてください、と会社側から言われ続けるの違和感を感じると話してくれた。彼曰く「そういうのは全く相互的ではない」と。そのことに対して、彼が思うのは、では会社は自分に何をしてくれるのか、ということなのだそうである。

翻って私は、どうしてもそういう視点が持てない。会社の利益向上に努めるのは、会社員の当然の務めだし、会社が個人のために何をしてくれるのか、なんて考えたこともないのだ。彼のこの発想を聞いて、社会人としてそこそこうまくいっている自分は、もしかしたら、会社からとても都合よく搾取される人材たりうる可能性を思い、少しゾッとした。そしてざわざわとした不安。彼はきっとここを去るだろう。会社の目標にコミットし、文句を言わずについていく人のみが生き残る体質の企業は、人材の多様性という観点から大きな損失をしているかもしれないとも考えた。
よい企業とは何か。彼からそんな命題、考えるきっかけを与えてもらった気がする。
愚痴を言う人々を避け続けて生活している気がするけど、なんだか今日は彼と話せてよかった。